技術教育専修
在校生からのメッセージ
技術教育専修では,新たな価値を創出する人材を育成できる教員を目指しています。技術には,材料加工(木材・金属)・生物育成(主に作物)・エネルギー変換(電気・機械)・情報などの学習内容があり,1・2年次では講義や実習を通して学び,基礎を築きます。そして,3・4年次では専門の研究室に配属され,研究に取り組みます。
技術教育専修の最も特徴的な点は,教材開発,教育実践をはじめとした研究活動にあります。学校現場経験者を含む,技術の内容のスペシャリストである教員から指導を受け,研究活動を通して専門性を高めることができます。また教材開発の経験は,現場での授業づくり,題材づくりに活きていきます。研究成果を技術教育に関連する学会で発表する機会もあり,積極的に参加することで,より研究への理解が深まり,作り出す力,探究する力,伝える力を養うことができます。
技術教育専修の教員は,学生が取り組みたいと思った時は全力でサポートしてくれます。大学生活や研究活動は面白いだけではなく,困難に出会うことも多くありますが,能力的にも,精神的にも心強い助けとなってくれます。また,技術科は他の専修に比べて人数が少ないですが,学科内交流をする機会が多くあるため,学年関係なく研究や大学生活の楽しみや悩みを共有できます。横のつながり,縦のつながりを大切にし,全力を出せる環境がここにはあります。技術教育専修は,本気のあなたを待っています。
技術教育の世界
技術教育(Technology Education)は、現代の高度に進歩した生産技術に対応する教育として、特に重要な位置にあります。技術の世界は幅広く、そこには奥が深く限りない学習が待っています。また、それらを児童・生徒にいかに理解しやすく指導するかを教授法の問題として研究することも必要です。
理論と実践の両方を考えたカリキュラム
技術は、科学的に明らかになった法則や理論を活用し社会に有用なものを生み出していくためにあります。技術教育専修では、技術を教育するための理論と学校教育に適した方法を探る実践の両方を研究していきます。そのため、教育カリキュラムは、工学や農学を基礎とした専門の内容に関する講義と講義から得た知識を基に実際に設計・計画、製作・制作・育成を伴う教材の研究・開発を行う実践的な実習の両方から成り立っています。
充実した教育・研究環境
技術教育専修では学生一人に対して指導に関わる教員の数が多いため、講義や実習・実験の指導が充実しています。また、卒業研究では技術に関する研究課題に対して懇切な指導を受けることができます。さらに、その研究成果を学内外の研究発表会で発表もします。これらの研究活動を通じて、創造力、コミュニケーション能力、プレゼン能力を備えた大学生を育成します。
取得できる免許状・期待される進路
小学校教諭免許状、および中学校教諭免許状(技術)が取得できます。さらに、必要な単位を修得すれば、高等学校教諭免許状(工業)の取得も可能です。小・中の教員への道はもちろん、官公庁や一般企業への就職や大学院進学への道も開けています。大学院進学率が高いのも特徴です。
主な授業科目
木材加工学 | 木材加工実習 |
電気工学 | 電気工作実習 |
情報工学 | 情報処理基礎実習 |
金属加工学 | 金属加工実習 |
製図法 | 機械工学 |
技術科教科内容指導論 | 機械工作実習 |
栽培学基礎 | 栽培実習 |
技術科教育法 |
担当教員
改正 清広 | 紅林 秀治 |
鄭 基浩 | 藤井 道彦 |
松永 泰弘 | 室伏 春樹 |