養護教育専攻
在学生からのメッセ-ジ
養護教育専攻は1学年9人程度という少人数体制の専攻です。だからこそ、学生同士で活発に議論したり先生方に積極的に質問したりすることを通して、学びを確実に自分のものにしていくことができます。また、実習も多くあり、様々な現場に出向いて学ぶことで多職種連携の重要性を学ぶことができ、非常に有意義な経験となります。さらに、専攻独自の行事も多くあるため、同学年だけでなく他学年の学生とのつながりも深めることができます。人の心を大切にすることができる学生が集まり、養護教諭を目指す者としても、人間としても成長できる養護教育専攻の魅力を皆さんも味わってみませんか?
養護教育専攻がめざすもの
近年、アレルギー性疾患、いじめ、不登校、児童虐待など子どもを取り巻く心身の健康課題が深刻化しています。そのような中、これらの課題解決のために養護教諭の役割が重視されています。そこで、本専攻では、健康課題解決のための高度な専門力、教育力、学校内外の組織や機関及び他職種との連携力、コーディネート力、マネジメント力を備えた養護教諭を育てます。
養護教諭とは
養護教諭とは、「養護をつかさどる」教育職員のことです。
「養護」とは、学校におけるすべての教育活動を通じて、保健教育と保健管理によって子どもの健康の保持増進を図り、併せて子どもの発育・発達の支援を行うことです。養護教諭は、認定こども園・幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等の保健室を中心に活動しています。
教育内容・方法上の特色
養護教育専攻では、1年生の時から、養護教諭に必要とされる専門的知識や技術を学びます。国立大学医学部の教員による臨床医学科目も配置されています。学年が進行するにしたがって、基礎的な知識を実践に活用する応用力を身につけるために、医学と教育とのつながりを重視した病院での臨床実習や、現代的な健康課題に対応した機関での実習を行います。さらに教育実習、保健室でのボランティア活動、インターンシップを通じて社会的実践力を身につけていきます。
取得できる免許状・期待される進路
養護教諭1種免許状を卒業要件とし、合わせて中学校・高等学校教諭免許状(保健)が取得できます。幼稚園、認定こども園、小・中・高等学校特別支援学校の保健室に勤務する養護教諭、また大学院への進学などがあります。
主な授業科目
養護学概論 | 養護教諭の活動の実際 |
健康相談論 | 学校看護学 |
臨床医学概論・各論/臨床実習 | 学校救急法概論 |
衛生学及び公衆衛生学 | 予防医学 |
学校環境衛生 | 学校保健 |
解剖生理学 | 精神保健 |
歯科保健 | 栄養学 |
微生物学 |
担当教員
鎌塚 優子 | 出口 奈緒子 |