【初等学習開発学専攻】高校生が探究の成果発表!

2025年1月15日、御殿場南高等学校1年生が教育学部を訪問し、探究の成果を発表しました。

▲探究の成果を発表

御殿場南高等学校では1年生が「総合的な探究の時間」を中心に、持続可能な人・まちづくりに向け地域課題を解決するアイデアの提案を目指した地域探究に取り組んでいます。教育学部初等学習開発学専攻の3、4年生が、ふじのくに地域・大学コンソーシアムによる「令和6年度高大連携探究支援事業(大学生による探究支援事業)」に参画し、この探究学習の支援を行いました。

この日は校内の発表会で上位3チームに選出された高校生が大学を訪れ、成果を発表しました。大学生は支援に訪れていた時期には悩んでいた高校生たちが、その後、行き詰まりを乗り越えて実行可能性のより高いアクションプランを見出したことに感心するともに、さらに考えるべきポイントを助言するなどして今後の展開への期待を伝えました。

発表の後には、グループに分かれて、大学生が高校生に探究の魅力や困難、大学生の支援内容・タイミング等が適切であったかなど率直な意見を聞き取りました。高校生は「疑問に対して自分にない考えを他の人が言ったとき」「問題を考えていく中で着眼点が変わっていったこと」に探究の魅力を感じたと語りました。

最後に高校の担当教諭から、大学生の支援について1年生全員にたずねたアンケートの回答をワードクラウドにした結果が示され、「教えてもらった」という言葉よりも「探究」という言葉が大きく中心に位置することに、生徒の探究に寄り添った大学生の支援と生徒の活動の充実が現れていると喜びが語られました。

大学生は手応えを感じるとともに、この経験を活かしてさらなるよい探究支援のあり方を考えたいとの思いをもつ貴重な時間となりました。

参考:【初等学習開発学専攻】高校で探究について考える授業を実践!


▲「探究、魅力とは?」「よりよい大学生の支援は?」じっくり聞き取りました

▲ワードクラウドには大きく「探究」、そして「行き詰まる」「深める」

▲笑顔で「サンキュー探究」ポーズ