村越真教授が第59次南極地域観測隊同行者に選ばれました!

 本学部・村越真教授が第59次南極地域観測隊同行者に選ばれ、文科省のHPに先週末、正式に同行者に決定された旨、発表されました。同行者とは、極地研の研究計画としての遂行者ではなく、応募により採用された研究テーマについて研究する研究者等を指します。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/09/1396759.htm

 研究テーマは「フィールド安全教育プログラムの開発に向けたリスク対応の実践知の把握」です。認知心理学的な手法によって、過酷な自然環境のリスクを隊員がどの程度特定できているか、また特定能力に影響する要因は何かを質・量的研究によって明らかにしようとするものです。11月27日から3月23日までの予定で、昭和基地およびその周辺の沿岸地域で研究を行います。
南極観測では第58次(2016年11月出発)より人文社会学系の研究も公開利用研究の対象となり、同行者として参加できるようになっています。58次では神戸大学の柴田年穂氏が国際法学の立場から同行しています。
 村越教授の父・望氏も1956年の第一次南極観測隊に、その後四次隊、九、十、十二、十五次隊と参加しており、後半は極地研に勤務されていました。親子での南極観測の研究者としての参加は、おそらく初めてのようです。
 なお、村越真教授のブログはこちら