【教育学部】高校生の探究学習を支援 ―静岡大学と高校の教育連携協定―

2023年度より、静岡大学教育学部と静岡県立静岡東高等学校、静岡市立高等学校、特定非営利活動法人しずおか共育ネットは、教育連携協定を締結し、高大・地域連携による学びの深化と地域人材の育成に取り組んでいます。
この協定に基づく活動の一環として、今年度も静岡東高等学校の「東陵セミナー(総合的な探究の時間)」への教育支援が始まりました。5月23日には静岡大学教育学部の島田桂吾准教授と藤井基貴准教授が同校を訪問し、授業を担当すると共に関係者との意見交換を行いました。島田准教授は「教育」をテーマとしたクラスを担当し、藤井准教授は静岡大学OBの上田啓瑚研究員(防災科学技術研究所)や村宮汐莉研究補佐員らと共に「防災」をテーマとしたクラスを担当して、地域課題への関心の高め方や情報の整理・発信方法についてアドバイスを行いました。
生徒たちからは「静岡大学の方が来てくれて課題が明確になった」、「自分が定めた課題点を探究していく中で、広げて、考えを深めて解決策を考える大切さを学んだ」、「実際の経験を踏まえて話してくれたのでとても説得力がありわかりやすかった。プリントで話し合い考えるのもわかりやすく考えることができた」といった感想が寄せられました。
この取組は、専門家による支援のもとで、高等学校での学びと社会課題とをつなげ、生徒一人ひとりが社会と主体的に関わる力を養うことを目指すものであり、今後も継続的な連携と発展が期待されます。

▲島田准教授による講義

▲藤井准教授と上田研究員による講義

▲グループワークの様子