静岡大学教育学部藤井基貴研究室が制作した防災紙芝居「なんかようかい?ぼうさい妖怪!?」が静岡市立中央図書館に寄贈されました。同紙芝居は静岡市立中央図書館のイベント「2024しずとしょフェスタ」への連携・協力の一環として制作されたもので、贈呈式は2025年3月22日に行われました。藤井研究室からは大学院生の小川日南さんと学部生の新久保梓さんが出席し、望月館長より感謝状が贈られました。
防災教育の教材・授業開発の取り組む藤井研究室では、災害伝承について研究する小川さんを中心に、地域に伝わる伝承を防災教育に活用する研究(防災妖怪学プロジェクト)を進めてきました。同紙芝居は静岡市に伝わる「稚児橋の河童」「沼のばあさん」「鹿島神社の要石」「正雪とんぼ」「宇津ノ谷の鬼」などの妖怪伝承を一つの物語にして、自然災害に対する備えを呼びかける内容となっています。贈呈式や当日の読み聞かせイベントの様子は静岡放送・静岡新聞でも紹介されました。藤井研究室では今後も紙芝居の読み聞かせイベントや紙芝居などの教材提供を行っていく予定です。
①【静岡放送】テーマは “妖怪と防災”「楽しみながら静岡のリスクを知ってもらえたら」大学院生が手がけた紙芝居が完成
②【静岡新聞】「妖怪」紙芝居で防災学んで 静大生制作、読み聞かせ 静岡市葵区
④【論文】小川日南・藤井基貴「災害伝承と防災教育(1) : 静岡市における民話「沼のばあさん」を事例として」

紙芝居「なんかようかい?ぼうさい妖怪!?」

望月館長と小川さん
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感謝状(静岡市立中央図書館)