8月1日、高校生が探究学習の一環として静岡大学教育学部を訪れ、教育現場における現状や課題について学びました。
▲静岡キャンパスで探究フィールドワークを実施
▲学びたいことを積極的に質問
これは令和4年度の学習指導要領の改訂により、高校に導入された、生徒自身が主体的に課題を設定し研究する「総合的な探究の時間」を支援するために、昨年度静岡大学教育学部と静岡県立静岡東高等学校および静岡市立高等学校と特定非営利活動法人しずおか共育ネットが締結した連携協定に基づく取組の一環です。
今回、「教育」を探究学習のテーマに考えている40名の生徒が静岡大学教育学部に集まり、教育学部の藤井基貴准教授と藤井研究室の研究員や学生たちから、研究室で取り組んでいる防災教育やSDGs活動などの説明を聞き、続いて、質疑応答とグループに分かれての意見交換をしました。藤井研究室では本訪問に先立って実施された静岡市立高校及び静岡東高校での探究キックオフイベントにおいて出前授業を担当し、高校生からは出前授業からの学習の進捗について報告されました。また、教育学部広報委員会からは高校生に学部案内の冊子が配付されました。
本訪問にあたっては事前に高校生から「教育」に関する多岐にわたる質問リストが寄せられ、教員の働き方の現状、学校が抱えている課題(不登校支援や特別支援教育の現状等)、教員を目指す上で大切なことなどについて、教室全体及び各グループに分かれて熱心な質疑応答と意見交換がなされました。
参加した高校生からは、「将来教員になりたい気持ちがあり、自分の将来を見据えて学ぶことができた」、「高校の授業と違い、大学での学びをイメージすることができた」などの感想が寄せられました。
静岡大学教育学部は、幅広い専門分野の教員が揃っており、専門的な知見を提供し、高校生が探究していく力を身につけるようサポートしていきます。
▲学生たちが高校生の学びをサポート
▲教育学部の魅力を紹介
▲自分の将来をイメージして学ぶ
▲先生たちの働き方改革は進んでいますか