BANDAI SPIRITS「ものづくり授業」を開催 -企業の取組からSDGsを学ぶ-

2月6日、(株)BANDAI SPIRITSの社員を講師に招き、ものづくりの特別授業を開催しました。

この特別授業は、静岡キャンパスの全学生を対象とし、5学部1学環の学生72名が参加しました。企業の「ものづくり」の取組からSDGsを学ぶとともにグループに分かれて実習とワークショップを行い、協同と創造により新たな価値の創出を考えることがねらいです。

まず初めに、講師の(株)BANDAI SPIRITSの高尾典弘さんと竹島沙貴さんから、企業のものづくりと環境問題への取組を紹介。プラモデルの生産工場から排出されるプラスチックやランナー(プラモデルパーツの周囲を取り囲んでいる枠の部分)を回収して、新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせるなど、企業の実際の取組から、SDGsを学びました。

学生たちは真剣な眼差しで傾聴し、高尾さんから、「私たちの環境問題への取組を知ってもらうことによって、学生のみなさんにも環境問題への意識を高めたい」とコメントをいただきました。

次に学生たちは10グループに分かれて、ランナーを使用した制作(ものづくり)に挑戦。各グループから出来上がった作品のタイトルとコンセプトを紹介しました。

ランナーをどのように再利用(活用)してどのような価値があるのか、それぞれのグループが考えたランナーの再利用の可能性をプレゼンしました。

 

▲ランナーを再利用してQRコードを制作

▲学生の発想でランナーの可能性を探る

授業後、農学部の学生から「木材の研究を専攻している。木材も制作過程において廃材が出る。再利用への意識は同じだが、アプローチは違うので大変興味深かった」、理学部の学生から「企業の取り組むSDGsは勉強になった。ランナーの継続性ある取組は素晴らしいと思った」、教育学部の学生から「学部も学年も違う人とグループを作り、1つの成果物を出すために協力し、多様な意見がある中で1つの成果物を完成させることができて達成感があった」など、特別授業に参加した学生からは様々な感想が寄せられました。

総合大学ならではの多様な学生たちが協同し、新たな価値を創造することを目指した特別な授業となりました。

▲グループでアイデアを出し合う学生たち

▲学部学年関係なく協同で制作