「藤岡麻菜美さんにバスケットボールを教わろう」 -トップアスリートが静大にやってきた-

12月4日、保健体育専修の学生を対象として、特別バスケットボールクリニック「藤岡麻菜美さんにバスケットボールを教わろう」が開催されました。

特別クリニックは、将来教員になる学生に対して、トップアスリートの競技力を体感するとともに一流の選手の人間性や考え方に触れることを目的として開催しました。身体と真剣に緻密に向き合ってきた藤岡さんの一挙手一投足から感じたことを将来の教育現場での経験に活かし、自己の理想の教師像に近づくことを目指しています。

今回の講師は2016年リオデジャネイロ五輪日本代表候補、2015年ユニバーシアード日本代表、年代別日本代表にも選出されるなど輝かしい経歴をもち、現在は母校である千葉英和高等学校にてHCを務める藤岡麻菜美さん(現東京ダイム所属)。

当日のクリニックでは、体育館に25人の学生が集まり、バスケットボールの基礎を学びました。冒頭、藤岡さんから「どんどんチャレンジしていきましょう」と声がかかり、参加学生は、藤岡さんの説明を真剣な眼差しで聞き、積極的にプレーをしていました。

藤岡さんのパス、ドリブル、シュートなど一つ一つのデモンストレーションに歓声が上がり、熱気溢れるクリニックとなりました。

 

参加学生は、「楽しかった」、「競技の特性を学べた」、「学習者と指導者の両方の視点で学ぶことができた」「バスケが大好きになりました」など息を弾ませて感想を寄せました。

学生からの質疑応答では、「バスケットボール選手として努力し続けられてきたモチベーションの維持について教えてください」と質問があり、「私はバスケットボールが楽しくて始めて、バスケットボールをプレーすることを通して、見てくれている人にいい影響を与えられるような人間になりたいと思ってきた。目の前の目標を掲げることも大事だけれど、それに翻弄されるのではなく、もっとその先にある『自分はどんな人間になりたいのか』というような目標を持ち続けることが大切だと思う。私はそのなりたい自分になるためにバスケットボールが必要だった。」という藤岡さんの言葉が印象的でした。

 

今回のクリニックでは、バスケットボールを通じて、藤岡さんの競技に対する考え方やこれまでの人生で積み重ねられてきた経験などを非常に興味深く学ぶ機会となりました。トップアスリートの経験を経て教育現場に還元することを選んだ藤岡さんに出会えたことは参加学生にとって貴重な機会となりました。

また、将来、学んだことを教育現場で活かすことに期待を寄せてクリニックを終えました。

▲憧れの藤岡選手とマッチアップする学生

▲ゴール下のシュートのレッスン

▲屋代澪先生と藤岡麻菜美さん(二人は筑波大学の同級生)