特別支援学校の生徒たちが制作した陶芸品を販売
-製作から販売まで、作業学習を通じた学び-

7月14日、静岡大学のキャンパス内で附属特別支援学校の高等部の生徒たちが陶芸品の販売を行いました。
この販売会は、静岡大学教育学部附属特別支援学校で学ぶ生徒の教育活動の一環として実施。教育学部のピロティを販売会場に生徒たちが作った陶芸品が並べられ、生徒たち自らが接客を担当しました。

会場には、多くの学生・教職員が訪れ、醤油皿や銀杏皿などの陶芸品を手に取り、予定よりも早く1時間ほどで完売しました。
購入した静大生から、「一つ一つ色の付き方に濃淡があって素敵。自分だけの一品として使いたい」と笑顔でコメント。

販売した特別支援学校の生徒たちは、「自分たちが作った陶芸品を手に取って見てもらえてドキドキした。買っていただけるのか少し緊張しました」、「人と接することが大好きなのでとても楽しく、買っていただいたときは本当にうれしいかったです」と声を弾ませました。

この取組は、作業学習として、制作から販売まで全ての工程を学び、働く力を身に付けるのが狙い。どのようなものを何のために作るのか、誰をターゲットに、どこで販売するのか、など事前に目的と狙いを考え、生徒一人ひとりが自分の役割をしっかり理解し、「丁寧」「協力」「責任」を合言葉に活動しています。
同日、販売された陶芸品は、生徒たちの自信作で、醤油皿や銀杏皿など全て高品質。実際に販売に至るまでに歪みやザラつきがないか一つ一つに細かいチェックが入り、手に取った人が笑顔になるように、と生徒たちの想いが込められています。

いらっしゃいませ!生徒たちの自信作です!