【教育学部】現役の税理士を講師に招き、租税教育の講義を実施 -将来の租税教育を担う教員養成のために-

静岡大学は、今年度、日本税理士会連合会から助成をいただき、現役税理士による講義を実施しています。

本取組は、教育学部の授業「社会科教育特論Ⅱ」において、現役の税理士を講師に招き、税理士による租税教育に関する講義を行い、将来教員となる学生たちが、授業を通じて租税教育についての知見を身に付け、社会科教師として必要な教科指導力を習得することが狙いです。

税のことを学ぶことなく大人になっている現状の課題に対し、将来教員になる学生に教育することで、小中学校の子どもたちに税のことを知ってもらうことに繋がっていくことを目指しています。

 

11月22日に行われた講義では、東海税理士会から3名のゲスト講師と5名のオブザーバーを招き、学生と税理士とのトークセッションを行いました。

 

学生からの質問は、「税についての教育活動の中で児童生徒に身につけてほしい知識は何ですか」、「税の授業はどうしても堅苦しいものになってしまいませんか」、「租税教室での失敗談はありますか」など多岐にわたりました。

講師である税理士の方々から、「しっかり教えることが大切で伝え方の工夫がポイントです。例えば、児童生徒が考えながら税を実感できる仕掛けを作る。」など、自身の実務経験や租税教室での取組を踏まえ、一つ一つ丁寧に回答をいただき、トークセッションは終始和やかな雰囲気で行われました。

 

静岡大学教育学部は、「社会に開かれた教育課程」を重視し、専門家と連携しながら教育し、教員を養成していきます。

▲学生と税理士によるトークセッション