【教育学部】Jリーグ・清水エスパルスU-13を対象に価値探究型スポーツ・インテグリティ研修を実施

静岡大学藤井研究室(教育学部・准教授:藤井 基貴)と早稲田大学安永研究室(スポーツ科学学術院・助教:安永 太地)は、Jリーグ・清水エスパルスの育成世代であるU-13選手16名を対象に、両研究室が共同開発したカード教材「Value Thinkers」を用いたワークショップ型研修を実施しました。

スポーツ界では、暴力・ハラスメントやドーピングなどの問題への対応を背景に、スポーツ・インテグリティ教育への関心が高まっています。スポーツ・インテグリティとは、スポーツにおける「誠実性・健全性・高潔性」を表す概念であり、競技の公正性や信頼性を支える重要な基盤とされています。

こうした状況のもと、静岡大学藤井研究室と早稲田大学安永研究室では、ルール遵守を中心とした「何をしてはいけないか」という視点にとどまらず、「何を大切にし、どのような選手でありたいのか」という価値の探究を通じて、自律的に考え行動できる力を育むスポーツ・インテグリティ教育プログラムの開発に取り組んでいます。

今回実施した「Value Thinkers」を用いたワークショップでは、提示されたテーマに対して10枚のバリューカードの中から1枚を選び、その理由を参加者同士で共有しました。価値観の共通点や相違点を可視化しながら対話を促進することで、選手一人ひとりが「理想の選手像」や、それを支える価値を言語化することをねらいとしています。

研修では、藤井研究室の萩原彩葉さんと新美育歩さんが進行を担当し、「日本代表選手が身につけているバリュー」や「チームが大切にしているバリュー」などを題材に、選手同士が活発に意見を交わしました。なお、清水エスパルスの育成世代を対象とした本研修は、今回を含めてこれまでに4回実施されています。今後も両研究室では、育成世代を中心に、道徳教育の知見を応用したスポーツ・インテグリティ教育プログラムの開発と実践を継続し、スポーツ現場への普及と定着を目指していきます。

話し合いの様子(中央:新美さん)

研修後の全体写真