静岡県警人身安全少年課の監修のもと「迷惑行為の拡散防止」のための教材を開発 -7/17(木)に浜松市立雄踏中学校で公開授業を実施-

国立大学法人静岡大学 教育学部 塩田研究室(准教授:塩田 真吾)は、静岡県警人身安全少年課の監修のもと、「迷惑行為の拡散防止」のための教材を開発し、7/1(火)より無料で公開しております。

近年、飲食店などでの迷惑行為をSNSに投稿したことが原因で、いわゆる「炎上」騒動に発展するケースが、メディアなどでたびたび報道されています。
このような「迷惑行為」は、「犯罪」にあたる可能性があり、迷惑行為によって発生した損害については、損害賠償の責任をおう可能性があります。

一方、こうした迷惑行為の防止に対しては、継続的に啓発活動が行われていますが、その多くが「危険性を伝えて、怖がらせる」という教育方法のため、子どもたちが「自分には関係ない」と他人事になりやすいという課題がありました。

そこで塩田研究室では、静岡県警人身安全少年課の監修のもと、「ワークシートを使ってシチュエーションを想像する」と「迷惑行為のその先を知る」の2点を柱とした教材を開発しました。
本教材では、まず「いつ」「誰に」「何を」というシチュエーションワードを組み合わせて、「自分たちが飲食店で『ふざけて』しまうのは,どんな時?」というワークを行います。
続いて「高校1年生のAくんが、迷惑行為の画像をSNSに公開してしまった背景を想像してみよう」というワークを行い、迷惑行為が起こる過程や心の動きを学びます。
これら2つのワークを通して「自分も状況によっては迷惑行為をやってしまうかもしれない」という気づきや自覚を促します。
さらに、「迷惑行為のその先を知る」ために、迷惑行為の写真や動画を拡散してしまった場合、どのような刑事上の責任や民事上の責任を負う可能性があるのかについて、具体的に学びます。

本教材は、7/1(木)より静岡大学教育学部塩田研究室のホームページ上で公開し、教育関係者や警察関係者は無料でダウンロードしてご活用いただくことが可能です。

なお、本教材を用いた公開授業を7/17(木)に浜松市立雄踏中学校において実施しますので、報道関係者の皆様におかれましては、ぜひ取材をお願いいたします。

公開授業
開催日 2025年07月17日()
時間 10:45 受付開始
場所 浜松市立雄踏中学校
〒431-0102 浜松市中央区雄踏町宇布見9595
当日の流れ 10:45 報道関係者受付開始

11:00 ①趣旨説明(開発の経緯、開発のポイント)
静岡大学教育学部 准教授 塩田真吾
静岡県警本部人身安全少年課 和田 豊

11:15 報道関係者教室への移動

11:25 公開授業の実施 授業者:雄踏中学校生徒指導主事、警察職員

12:15 報道控室へ移動 教員・生徒へのインタビュー

12:30 質疑応答 対応:静岡大学、警察本部

12:45 終了

取材申し込み 7/15(火)16:00までに下記①~④を明記のうえメールでお申し込みください。(必ず申し込みが必要です)

①貴社名、②担当者名、③参加人数、④連絡先

送信先:shizuoka.shiota.lab@gmail.com(担当:小田)
※[at]を@に変更してご利用ください

■ 教材のイメージ

本件に関するお問い合わせ先:

静岡大学 教育学部
准教授 塩田 真吾
E-mail:shizuoka.shiota.lab[at]gmail.com

※[at]を@に変更してご利用ください