2025年6月16日、静岡県立駿河総合高等学校の2年生30名が、静岡大学静岡キャンパスにて防災フィールドワークを実施しました。本取組は、同校の「地域防災コミュニティプロジェクト学習(LDCP)」の一環として行われたもので、静岡大学国際連携推進機構および教育学部藤井基貴研究室が協働先として連携し、それぞれ15名の生徒を受け入れました。
国際連携推進機構と連携したグループは、共通教育A棟105教室において、スロバキアとフランス出身の留学生から、自国の文化(料理、観光地、言葉など)についての紹介を受けました。その後、留学生とグループで対話を行い、多文化・多言語環境における災害対応の現状と課題について理解を深めました。
一方、教育学部藤井基貴研究室と連携したグループは、キャンパス内の防災関連施設をめぐる「ワードラリー」に取り組んだ後、防災総合センターのセミナー室において藤井研究室の学生と共に、災害時に高校生として何ができるかをテーマにしたグループワークを実施しました。
フィールドワークに同行した駿河総合高校の遠藤教諭からは、「学び、気付き、問いが多く得られた機会となりました。生徒のまなざしに変化を感じることができました」との感想とともに、本学への謝意が寄せられました。
本取組は、年間を通じたプロジェクト学習の一環として継続され、2026年1月30日(金)には、協働する10団体の関係者が参加する成果報告会(最終プレゼンテーション)が駿河総合高校にて開催される予定です。

▲留学生による自国紹介

▲防災ワードラリーの様子

▲防災グループワークの様子

▲グループに分かれての交流