受験生・保護者の皆さま

学部長挨拶

共に学び、共に成長しよう。

 教育学部は「学校の先生」を育てる学部です。先生は「やりがい」ある仕事です。子どもたちが未来を担うのに必要な知識・技能や資質・能力を獲得する過程を支えつつ、共に成長することができます。額に汗し、楽しみながら夢中で学ぶ子どもの姿を見る時、曇っていた子どもの瞳を輝かせることができた時、そして彼らの成長を実感できた時、大きな喜びが得られます。
 一方で、先生は重い「責任」も負っています。子どもの心を理解できなければ、子どもに愛情を注ぐことができなければ、子どもから信頼されません。面白く、分かるように学ばせる工夫ができなければ、学ぶ楽しさを伝えることができません。信頼や意欲的な学びが成立しなければ、子どもたちの豊かな可能性を伸ばせず、その芽を奪ってしまうことになるかもしれません。
 どうしたら、子どもの心を理解できるのか。子どもの信頼を得ることができるのか。面白く、分かりやすい授業をすることができるのか。共に学んでみませんか。教育学部には幼児教育、特別支援教育、小・中学校の教科教育のスペシャリスト、多様な専門的能力を持ったユニークで魅力的なスタッフがそろっています。大学の研究室等での学びとともに、児童・生徒との教育実践の中での学びを重視したカリキュラムが組まれ、教職支援室や学部同窓会も後押ししてくれます。豊かな人間性と専門知識・技能を身につけた「学校の先生」を目指してみませんか。
 私たちは「先生になることがゴールじゃない」と考え、訴えています。これからの教師には、「チームとしての学校」の一員として、すべての教師に必要な共通の力量を備えたうえで、各々が多彩な個性や強みを活かし、伸ばしながら貢献していくことが求められます。教師になってからも、子どもや社会の変化等に応じながら学び、力量を高め、成長し続けることが必要となるのです(私たちも大学院の現職教員研修コースや附属学校園などを通して、その後の成長の一部をお手伝いしています)。教育学部の4年間でも、まずはしっかり教師になることを応援しながら、また、みなさんのそうした将来の成長まで見据えて、その基礎を培って送り出すことを重視しています。
 なお、教育学部は平成28年4月に改組を行いました。国の政策を受け、いわゆる新課程は、その成果を別な形で活かし直すこととして学生募集を停止、学校教育教員養成課程のみの学部として再出発したところです。未来の教室を展望し先進的な学びのスタイルを追究する初等学習開発学専攻、子どもたちの現代的な健康課題に対応できる養護教諭を育てる養護教育専攻の新設2専攻をはじめ、新しい形で時代の要請に応えていきます。
 静岡大学教育学部は、多様な価値観を認め、学ぶ意欲にあふれたみなさんを待っています。

教育学部長 菅野 文彦