初等学習開発学専攻

静岡市小学校勤務

小木曽寧々さん

 私が静岡大学教育学部の四年間でよかったと思うことは、三つあります。
 一つ目は教育学部での学びが一方通行ではなく、学ぶ者同士の学び合いを大切にしていたことです。授業だけでなく、教員採用試験対策においても、学生自身で集まり、共にわからないところを教えあったり、面接練習をしあったりなどしました。主体的・協働的に活動できるのが教育学部のよさです。そうした体験があったからこそ、教育実習でもグループワークなどを取り入れて、学び合いの面白さを子ども達に伝えることができたと感じています。
 二つ目は教員採用試験受験にあたって、教職支援室の手厚い支援が受けられることです。願書の書きかたに加えて面接練習まで丁寧にやってくれるので、練習を重ねるたびに自信がつきました。私のそれまでの経験や思いを尊重してくれる指導のおかげで、試験本番でも自分の思いを臆することなく伝えることができました。
 三つ目は、サークル活動が充実していたことです。私は子どもたちと様々にふれ合うAVECというボランティアサークルに所属していました。大学生自身で子どもたちが喜ぶ企画を立案•実行したり、小学校と連携して活動に参加させてもらったりしたことは、今も印象に残っています。こうして実際に先生や子ども達とふれ合うなかで教員になりたいという気持ちがさらに強まり、この春から教壇に立つことになります。
 最後になりますが、大学生活は良くも悪くも全てを自分で決めることができます。ぜひ、自分のやりたいことを全てやって充実した四年間を送って欲しいと思います。


音楽教育専修

静岡市小学校勤務

高橋夕海さん

 私の小さい頃からの夢は、小学校の教員になることでした。その夢は、静岡の教員になるならと勧められて入学した静岡大学で、叶えられました。
 授業ではただ講義を受けるだけでなく、グループワーク等で自分の専修以外の人とも活動する機会が多く設けられています。そのため様々な考えや意見を聴くことができ、とても刺激を受けます。教員採用試験でも、教職支援室で教員採用試験や教員関係について手厚く指導してくれます。
 私が大学生活で特に楽しかったのは、教育実習です。授業で習ったことを実際に現場に行って実践したり、新たな発見ができたり、学びの深い時間を送ることができました。なによりも実際に子ども達と触れ合うことで、子どもの素直さや一生懸命な姿など、素敵な場面にたくさん出会えたのが印象的です。また、実習先の先生たちの子ども達を思う姿や、授業や子どもに対する様々な工夫を目の当たりにし、教員という仕事のすごさを改めて感じました。このように大学の授業だけではできない経験を、教育実習でたくさん積めます。そしてその経験は、必ず自分を成長させてくれます。私が過ごした教育実習の時間は、大学生活で一番の宝物となりました。
 大学には様々な人がいます。高校までとは違い、サークルや部活、ゼミなどを通して、年齢の離れた先輩や他学部の人、県外の友達、外国人など、人脈の幅が広がります。それまでの価値観が変わり、世界が大きく広がります。そのような素敵な出会いがたくさんあることも、静岡大学での魅力です。静岡大学であなたの世界をぜひ広げ、夢をかなえましょう。


社会科教育専修

浜松市小学校勤務

河合杏さん

 静岡大学教育学部で学んだ四年間は、振り返ってみると教員になる夢に向かって充実した日々でした。
 教育学部では、幅広い分野の勉強をすることができます。さらに教育実習での実践的な学びに加えて、希望者は学校支援ボランティアに参加して学校との関わりをより深められます。私は、大学三年生から静岡市内の小学校でボランティアを行なってきました。ボランティアでは継続的に先生や子どもと関わる時間ができるため、多くの学びを得られたというのが私の実感です。
 公立学校の教員になるためには、教員採用試験に合格しなければなりません。静岡大学には、教員を目指す学生をサポートする教職支援室があり、私も教員採用試験の受験時には、その先生方に志願書の添削や面接指導をしていただきました。先生方のアドバイスは、自分を客観的に振り返るまたとない機会となりました。さらに、周りには同じ教員を目指す仲間が数多くいます。同じ目標に向かっているからこそ、共に助け合い高め合える仲間の存在は何よりの力となります。 大学では、いくつもの部活動やサークルがあり、他学部の人との出会いが広がります。私は、大学一年から水泳部に所属し、仲間とともに目標に向かって切磋琢磨する日々を過ごしました。静岡大学には多くの部活動やサークルがあり、自分にプラスになる環境をきっと見つけられることでしょう。
 私は、この大学、学部で仲間とともに学んできたからこそ教員になることができたと考えています。静岡大学教育学部には、あなたの夢を応援し、サポートしてくれる仲間や先生がいます。教員という仕事に興味がある人は、ぜひ静岡大学で学んでみませんか。


特別支援教育専攻

浜松市小学校勤務

坂本和生さん

 四年間の静岡大学での学びを振り返って、私は「静岡大学で学ぶことができて良かった」と心底思います。その理由を皆さんにお伝えできればと思います。大きく分けて二つあります。
 一つ目は、教員採用試験に対する支援が手厚いということです。教育学部の多くの学生が、教員を志しており、教職支援室を活用することとなります。その教職支援室には、教員採用試験について熟知しているベテランの先生方がたくさんいらっしゃいます。元々教員だった方が殆どなので、子どもへの接し方や教員としての心構えなどをたくさん教えていただきました。このようなご指導は面接でもとても役に立ちましたし、今現在、私が描く理想の教師像にも影響を与えています。
 二つ目は、授業内容が充実していることです。教育学部では教科教育についてはもちろん、生徒指導や人権教育、特別支援教育など幅広く学ぶことができます。しかし、音楽科でのピアノ演奏、家庭科の調理実習、体育科のスポーツ等、人によっては苦手意識が強い教科があると思います。私もその一人でした。上記で挙げた教科はすべて苦手でしたが、教育学部の授業はグループワークが多いことから、同じグループの仲間が必ず助けてくれます。縦と横のつながりが強いことも本学の魅力の一つです。
 その他にも教育実習で出会った素敵な先生方や子どもたちと過ごした日々や、同じゼミの仲間とともに将来について語り合ったことは一生の思い出です。


初等学習開発学専攻

浜松市小学校勤務

田中千陽さん

 私が静岡大学教育学部で学んでよかったと思うことは、二つあります。一つ目は、教育のことだけではなく、教育に関わる様々な分野も一緒に学ぶことができたことです。特に、私が所属する初等学習開発学専攻では、多文化共生、防災、ジェンダーなどについて学ぶ授業が多く、多様な考え方に触れました。今まで思っていた価値観と大きく変わることがあり、学んだあとの生活や周りの見方が広がる楽しさを実感しました。そして、その考え方が、教員になった際に、それぞれ個性を持った子供たちと接する中で、子供たちの気持ちを様々な角度で考えることができると思います。
 二つ目は、採用試験のサポートが手厚い事です。去年の先輩の経験を聞く機会があったり、わからないことは教職支援室の先生方が丁寧に教えてくださったり、とてもお世話になりました。面接練習では、話し方や、言葉の伝い方など適切なアドバイスをいただき、自信を持って採用試験に臨むことができました。このように、大学の手厚いサポートがあったからこそ教員採用試験に合格できたと思います。
 私は、四年間アルティメット部に所属していました。アルティメットとはディスクを使って投げて、走って、捕るスポーツです。楽しく練習しつつも、大会で勝つためにチームで練習を積み重ねた日々は大切な思い出です。大学の勉強と部活を両立するのが大変なときもありましたが、部活を通して違う学年や学部の人と出会うことができ、そのつながりは卒業しても続いていくことでしょう。自分の人生においてとても大切な大学生活だったと思います。


英語教育専修

浜松市小学校勤務

袴田莉加さん

 中学生の時に出会った恩師のような教師になりたい、と静岡大学教育学部の門を叩きました。大学では授業や教育実習を通して、「子供と共に成長し続けられる教師になりたい」という思いがさらに強まりました。
 よさこいサークルでの活動にも精を出し、チームの幹部として全国三位に導きました。また、サークル引退後の三年後期から四年生にかけてミスコンテストにも出場し、静岡県代表として日本大会にも出場しました。日本大会と教員採用試験の時期が重なり、両立はもうできないかも...と何度も諦めそうになりましたが、教職支援室の先生方が親身になって相談に乗ってくださったり、オンラインでの面接練習を何度もして下さったりと心強いサポートをして下さったおかげで無事に合格することが出来ました。
 同じ学科に教師や公務員を目指す仲間もたくさんおり、お互いに相談や情報交換をして試験までの時間を過ごすことが出来たのも、教員採用試験を乗り越えられた要因の一つだと感じています。教師になるために必要な知識を身に着けることが出来るだけでなく、高めあえる友達、困った時に支えて下さる先生方に出会えたこの教育学部という環境に感謝したいです。


音楽教育専修

裾野市小学校勤務

山元彰子さん

 静岡大学教育学部では、自分の専修でのピアノ演奏や音楽だけではなく、英語学習に関する事柄を中心に多くのことを経験し、充実した日々を過ごすことができました。
 ピアノ演奏ではコンクールに出場し賞を頂いたり、今まで演奏したことのないような曲と向き合うことができました。さらに重度心身障害者向けの演奏会で、音楽を楽しむ素晴らしさを共有できたことも印象的です。こうした活動の集大成として、卒業演奏会では夢だったハンガリー狂詩曲を通して自分の音楽を表現できたことは、うれしい思い出となりました。ピアノ演奏への自信や感謝、音楽の楽しさを改めて実感したひと時です。
 無我夢中に自分がやりたいと思ったことにチャレンジしていたのが、この四年間でした。日々の頑張りを積み重ねることの難しさ、一つのことに向き合い続けることの意味、思うように行かない挫折感、一つの作品として完成したときの達成感、評価されたときの喜びなど様々なことをこの間に経験しました。大学生活の集大成である卒業演奏会や卒業論文発表では頑張りを認めていただき、意義あるかけがえのない日々を過ごすことができたと改めて振り返り感謝しています。静岡大学教育学部では、自分の学びを自分で決定できるよさがあります。その学びを支えてくれた家族、先生方、職員の皆様方、仲間への感謝を胸に、これから新たなステップへと向かいます。


教育実践学専修

掛川市小学校勤務

板倉末実さん

 私が教育学部で学んでよかったと思うことは、多くの人との関わりの中で教師に必要な力を養うことができたことです。
 たとえば私が所属する教育実践学専修では、一年生のうちから週に一度、小学校を訪問します。そこで、子どもとの関わり方、教師の仕事などを児童や現場の先生方と関わることで学びました。さらに、実践だけではなく、専修の仲間と共にトラブルが起きた場合の対応や理想の教師になるために必要なことなどを考えることもできました。さらに、教育実習や学校支援ボランティアという授業を履修することを通して、専修外の学生や先生方とも関わりながら、教師になりたいという思いを強くすることができました。
 また、教員採用試験を受験するにあたっても、専修の先生方や、教職支援室、同窓会による面接練習があり、多くの人の力を貸していただきながら受験することができました。一緒に採用試験を受験する人が周囲にたくさんいることも心の支えになりました。
 大学4年間の生活を通して、様々な人と出会い、教師になりたいという思いだけでなく、学校や教師のあるべき姿、よい授業など、教師や保護者、子どもの視点に立ち、物事を考えることができるようになりました。私を支えてくださった多くの人たちのおかげで、ずっと憧れていた小学校教員になることができたと思います。


初等学習開発学専攻

磐田市小学校勤務

加藤悠汰さん

 静岡大学の教育学部のよさとして、まず教育実習の充実が挙げられます。
 教育学部では、基本的に三回の教育実習を小・中学校で行います。私は将来小学校、中学校どちらの教員になるか悩んでいましたが、双方の校種を経験することで、自分がどの校種に向いているのか、またどのような雰囲気なのかを学校現場で見極め、改めて考えることができました。実際に授業をしたり、子どもたちと交流したりすることによって、「教員になりたい」と思う気持ちが強くなりました。教育実習で授業を子どもの前で行い、自分の至らない点が時には見つかります。しかし、子どもたちも「先生頑張って」「授業面白かったよ」と言ってくれて、とても楽しく充実した教育実習を過ごせました。
 さらに、教育実習等の教員としての資質向上だけではなく、教員採用試験のサポートもとても充実しています。特に、教職支援室の面接対策があったからこそ試験に合格できたと考えています。今年はコロナウイルスの影響により対面での指導が困難になりました。それでも、オンライン上でマンツーマンによる丁寧なご指導を何度もしていただくことで、自分の自信に繋がりました。
 最後に、教育学部の中で同じ志をもつ仲間と出会えたことで充実し、他の何にも代えがたい時間が過ごせたと思います。静岡大学で大切な仲間と出会い、この環境があったからこそ今の自分がいると感じます。