附属静岡小学校渡邊睦美養護教諭が平成29 年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞

 このたび附属静岡小学校の渡邊睦美養護教諭が、文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞しました。今回の受賞は、学校保健教育において特に顕著な成果を上げた者として、推薦者(国立大学法人学長)からの推薦を受け、文部科学省の審査を経て決定されました。今年度の全ての実践分野における被表彰者は734 名でそのうち国立関係者が22 名、さらにそのうち学校保健教育関係では2 名でした。表彰式は、1 月15 日(月)、東京大学・安田講堂にて無事に挙行されました。
 受賞した渡邊睦美養護教諭は、静岡市内の公立小中学校に勤務後、平成26 年度に本学教育学部附属静岡小学校に着任しました。学校保健分野での研究を推進する中、平成27年度には附属静岡小学校で初めて研究協議会で学校保健分科会を立ち上げ、研究発表を行うと共に県内外の養護教諭の研修の場を広げました。研究としては、静岡大学教育学部鎌塚教授との共同研究を積極的に進めています。「養護教諭の専門性を活かした保健と他教科の横断的学習の試み」は、4 年間の継続研究であり、理科・社会科・道徳科等との横断的学習を推進しています。こうした研究成果は、静岡大学教育学部附属教育実践センター紀要に掲載する(2016 、2017)と共に、全附連東海地区研究協議会養護教諭部会や全附連養護教諭部会分科会で発表し、県外にも広げています。平成30 年度は全附連養護教諭部会における部会発表も予定されております。
 このような功績が学校保健教育において、特に顕著な成果を上げた者として認められ、この度の受賞となりました。