静岡大学教育学部附属浜松小中学校ラウンドテーブルの開催

静岡大学教育学部(江口尚純学部長)では、10月31日に浜松市内のコンベンション施設〔サーラシティ浜松〕を会場に、附属浜松小中学校ラウンドテーブルが開催された。
この事業は、従前開催されてきた「研究フォーラム」に替え、大学・附属学校・地域の教育研究連携の実績を踏まえ、「有識者会議」の提言を念頭に、今後の大学と附属学校の在り方、連携など、様々な角度から議論の深化を図ることを主旨としている。
はじめに学部長から学部、附属学校をめぐる情勢等の挨拶の後、「縦と横でつむぐ義務教育カリキュラム」と題し、京都教育大学附属京都小中学校教務主任・研究主任の野ヶ山康弘氏による基調講演があり、講演後、参加者から、現在検討が進められている附属浜松小学校、同中学校の小中一貫化に向けて、小中一貫の先進例における学校運営上の課題など、多岐にわたる質疑応答があった。
講演後に実施されたラウンドテーブルでは、各教科ごとに分かれて、活発な意見が交わされ、令和3年度設置の附属浜松小中学校の小中一貫校の実施に向けて、4-3-2のカリキュラム開発等を推進するための議論が行われた。
当日は、近隣の教育委員会等の関係者のほか、附属学校園教員、学部教職員47名が参加し、実りある事業となった。

▲野ヶ山康弘氏による基調講演